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誠実と正直(社員ダイアログ)

『安心感をブランドに』
エネルギーをお届けする企業の社会的責任について考える

三愛石油グループは危険物を取り扱うエネルギー商社です。社会やお客さまの環境や安全を重視する意識は今後更に高まっていくでしょう。CSR活動は本業を通して出来るものです。CSRについて真正面から考え、CSR報告書に掲載することで、業務を通じて社会的責任を果たすという社員の認識を共有するという趣旨から初めてのCSRダイアログ(座談会)を開催しました。

三愛石油グループに対する社会やお客さまからの期待とは

石油:サービスステーション※1ではエンジンオイルやタイヤ等、環境配慮型商品の増加とともに、来店されるお客さまの環境意識も高まっています。グループ会社のサービスステーションであるオブリプラーザ玉川中町では、エコ商品等の売上げの一部を環境保全のために寄付しています。
安全への取り組みとしては、各グループ会社には保安担当者もいますし、環境安全監査もおこなわれています。安全であってこその商売だと思っています。

ガス:LPガスの営業は、お客さまのニーズの変化をいち早くキャッチし、それをいかに経営に反映させられるかが重要だと思っています。三愛オブリガス九州ではお客さまに5万部の情報誌を配布し、毎月200~300通のお客さまの声を集める仕組みをつくりました。お各様の声には「これからは自然エネルギーの時代です。太陽光発電がもっと普及するようアイデアや施工例を毎回いれてください。期待しています。」などが寄せられています。また、このような取り組みは一方通行にならないよう多面的に集める仕組みづくりが大事だと思っています。例えば、配送業務を通じて配送担当から営業担当へ声が伝わる仕組みなどもあります。商社としてマーケティング力はとても重要で、それを会社の強みとしていかなければならないと思っています。

化学品:化学品事業は色々な製品を提供していますが、お客さまからは性能やコストや品質を期待されることはもちろん、製品に関する情報提供が求められます。化学品事業は法規制に準じて環境面や安全面の配慮をしながら製品を提案しなければなりません。製品に関わるであろう国内外の法規制等の情報を広い視野でタイムリーに掴み、正確な情報をスピーディーに提供するということが重要です。これらの情報収集やデータベース化といった作業は、開発・製造・営業・管理などの担当者が皆、責任を持って携わらなければ成り立ちません。製品の提供のみならず、それらに関する情報の提供をすることで安心・サービスという付加価値を付けられると思っています。

ガス:化学品事業は一般消費者相手ではありませんが、結局はBtoBtoC※2なので、メーカーとしてどこまで消費者のニーズを取り入れた提案ができるかも重要になります。

石油:そうですね。商社ですから、そういった提案の部分がまさに付加価値になると思います。環境に良いものを提案し、お客さまの利益にもなれば、本業を通じてのCSRにもつながります。

経企:石油事業は、車があればサービスステーションが必要ということから事業が始まり、次に、快適なカーライフのニーズに応える目的でガソリン以外のものも販売するようになりました。そして現在ではガソリンに代わる新エネルギーが登場し、それにともない車に対するニーズも変わってくるかもしれないという過渡期にきていると思います。お客さまへのサービスという視点を忘れずに提案型の事業展開を進めることで、変化に対応した新たなニーズを掘り起こせる可能性はあると思っています。

ガス:我々のようにコモディティー商品※3を扱う企業は、サービスが同じようになってしまいます。他社と差をつけるためには、ちょっとしたサービスの違いを見出さなければなりません。ちょっとした違い、それが重要なのですが、それが何なのかを見出すことが非常に難しいです。

経企:商社としての三愛石油グループは商品ブランドより、企業イメージが重要です。三愛石油グループと取引をすれば安心と思っていただき、常に選ばれる会社でありたいと思いますが、CSRを突き進めることによりそれを構築できると考えられそうです。

石油:営業活動では会社案内代わりにCSR報告書を利用する人もいます。ということは普段の事業活動の積上げがCSRに直結しているのだと思います。

人事:安心感のあるエネルギー商社になるためには、生活必需品とされる燃料の安定供給が最も重要だと思います。安定供給をおこなうための備えとしては、BCP(事業継続計画)の策定が必要となります。

羽田:航空燃料を取り扱う羽田支社としては、安全と安心と安定供給を最重要事項として捉え、それに加えて高品質と高サービスを大切にしています。給油作業は直接お客さまと関わることはないのですが、航空機1機に対して、21回の指差呼称をしており、その作業を見ていただければ、搭乗するお客さまにも安心していただけるのではないかと思っています。車と一緒で飛行機の燃費も良くなってきていて、航空機自体も小型化されてきました。そのような中で高品質な給油サービスの提供は今後更に重視されると思います。また、地域貢献ということでは羽田支社ではボランティア活動に多く取り組んでいます。

ガス:羽田支社の地域貢献活動はジュニアリーダーが組織立って活動していて、継続性もあり強いですね。地域貢献活動はそれに取り組む会社の文化をどうやってつくっていくのか、ということも重要だと思います。

本業を通じて企業の社会的責任を果たすために出来ること

経企:基本的な考え方としては、本業をまっとうすることがCSRにつながるのだと思っています。お客さまのニーズに応えることから仕事が始まり、それを継続するために会社としてできることを考えていくということが本業であり、それをまっとうすることがCSRだと思います。安全・安心が我々の土台で、世の中が求めるエネルギーに対応しながら変化していけば、社会的責任を果たせるのではないでしょうか。

石油:取引先に安心感を与えるのは、担当セールスであり、サービスステーションではお客さまと日々関わるスタッフです。結局は一人ひとりの取り組みが安心感を与えるのであり、重要なのは人だと思います。

CSRのピラミッド図

人事:三愛石油は人を大事にする会社です。それは創業者の考えでもあり、現在の経営層も同じ考えです。熱海に研修センターもあり、人材育成は他社に劣らないと思っています。ただ、研修は気づかせる場であり、本当に人が成長するのは職場でのOJT※4ということは忘れないで欲しいと思います。

ガス:三愛石油のブランド力は人が主役になると思います。営業には販売スキルと人間力が大事ですが、部下の人間力を強化することが重要だと思っています。差が出るのは人間力でスキルはそんなに変わらない。

化学品:安定供給という面も安心感につながると考えますが、これも本業をまっとうすることが大事だと思います。本業をまっとうすることで基礎となる土台が大きくなります。土台が大きければ大きいほど、大きなピラミッドができる。これが次のステップにつながり、お客さまの様々なニーズに応えていけるのだと思います。また、お客さまに商品を提供するまでには色々な人が関わっており、それを一人ひとりが意識して、みんなの力で達成出来たことに感謝することが大事です。そのような社内風土があればお客さまにより良いものを提供していけると思います。

羽田:CSRは企業の社会的責任といいますが、「C」をとった人としての社会的責任を考えていけば良いのではないでしょうか。このような話し合いに、もっと多くの社員が参加し会社全体で話していけると良いと思います。一人ひとりが考えていくことが大切だと思います。

経企:そうですね。CSRについて一人ひとりが考えていくことで土台をしっかり広げて、大きなピラミッドをつくっていきたいです。

ダイアログを終えて

「CSR」と言葉で考えると難しいのですが、今回話し合ったように、業務を通じてCSR活動ができる、本業をまっとうすることで企業の社会的責任を果たすことができるという考えで、それぞれの職場で活躍していただきたいと思います。また、この話し合いがこの場で終わらないよう、各職場でCSRについて考える機会をつくり、次回の社員ダイアログにつなげていければと思います。

[三愛石油(株) CSR推進部]

※所属および役職はCSRダイアログ開催時のものです。

◇文中注釈
  1. ※1.サービスステーション:ガソリンスタンド
  2. ※2.BtoBtoC:Business to Business to Consumerの略。
    企業間取引から、ほかの企業の消費者との取引につながること。
  3. ※3.コモディティー商品:石油やガスなどのような、どのメーカーのものを購入しても差がない商品のこと。
  4. ※4.OJT:On the Job Trainingの略。職場内でおこなう実地訓練のこと。

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